2016年05月23日

TOEFLと英検の価値

ちょっと、英語試験の価値について考えてみました。
もちろんその方の求めている部分で、いろんな価値はあります。


留学に使える英語レベルテストはTOEFLやIELTSがメジャーです。
(語学留学ではなく、専門分野でのプロフェッショナルを目指す留学についてです。)
 
海外で学ぶメリットは、世界の優秀な同一分野での研究者とのネットワークができやすく、
卒業後の進路も、国際機関への就職も切り開けます。
(NASAで働きたい、国連で働きたい、世界銀行で働きたい等)
 
海外校に進学するために、専攻科目の知識レベルはもちろん必要ですが
その大前提として、授業について来れるだけの最低限の英語レベルがあるかどうかを
確認するものがTOEFLやIELTSスコアであることが多いです。
もちろん、「学校の成績」「入学試験テストスコア」「エッセイ」「推薦状」の四つがメインで
ここに「面接」が加わる学校もあります。
英語力は授業に支障がないかどうかの判定ですので、TOEFLでは600(CBT250)以上、
IELTSでは6.0以上あれば大丈夫だと思います。
 
 
そのTOEFLやIELTSとは違う目的で試験を実施しているTOEICがあります。
受験料も上記の数万円もするものではなく、比較的受験しやすい水準となっており、
実施回数も多いので、多くの方々はTOEICを選択します。
 
したがって、TOEICは日本では有名になっていて、さらに、TOEICよりも
「易しく」「日常的で身近」「試験時間が短い」という 初級学習者向けのテストまで
出てきました。これをTOEIC Brigdeといいます。
じゃあ、TOEIC Brigdeから入っていけばいいの?という疑問が湧くと思います。
私の個人的な見解としては、ノーです。
 
 
<結局、違いは何?>
TOEICは日常生活、ビジネス英語がどれだけできるかを量るテスト、
TOEFLは海外大学、大学院で授業を受けるのに必要な英語力があるかを量るテストです。
目的が違います。
 
英検を入学資格として認めているアメリカ、カナダ、オーストラリアの認定校もありますから
英検からはじめるのが良いと考えています。
ですから、うちの子には、まず英検、次はTOEFLという形で受けさせたいと考えています。
 

--- 補足 ---
 英検では準1以上を条件としている学校が多いですが、
2Aで良いというところもたくさんあります。
 
2Aとは、英検2級の一次試験(筆記)を75%程度以上での合格です。
したがって、2級では2Aでないと本当の価値はありません。
ギリギリ合格では資格が得られませんので、一つの目安にされると良いですね。
 

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