2016年05月13日

幼女だったドーラが少女のお姉さんになった裏事情

英語育児をされている方は、レンタルショップや中古DVD販売で、アニメ「ドーラといっしょに大冒険」を手にされた方は多いのでは無いでしょうか?
日本語版はなかなか見かけなくなりましたが、米国ではまだ続いていますよ♪
主人公ドーラの二代目声優を務めていたケイトリン・サンチェスさん(ちゃん:当時14才)が、放送局であるニコロデオンを契約違反で提訴したことが裏事情にあります。

このドーラというアニメは、スパニッシュ向けの英語教育番組です。スペイン語で問いかけてくるドーラと一緒に冒険をしながら英語を学ぶという番組です。それも、参加型アニメという語学学習にとっても向いている番組なんです。タイプで分けると、ブルーズ・クルーズと同じ問いかけ型です。子供が勝手にテレビの中に引き込まれて、知らぬ間に一緒にやっているというタイプの番組です。ですから、テレビを観ると受け身になるという常識を覆すような構成で作られています。

海外で大人気となり、日本にもたくさん入ってきました。この子が訴えるまでは…。

訴訟の内容はともかく、番組が作れなくなりました。主人公はスパニッシュと英語のバイリンガルでなくてはならないからです。なかなか次が見つかりません。全米からバイリンガルキッズを探しだし、かつ、声が似ている子を選出するまで三年程度要しました。

3代目ドーラ声優↓ (YouTubeリンク)
https://youtu.be/ccVDeNSdS_8

この声優ドーラは日本版が出ておらず、海外版でしか視聴できません。でも、この間、ニック(ニコロデオンの省略)は、発想の転換をしたのです。
2011年にズートピアの主題歌を歌うシャキーラと共同で、少女に成長してしまったドーラ番組を作ってしまったのです。成長してしまえば声が変わっても問題ありません。
その題名は「 Dora's Explorer Girls: Our First Concert」です。

これ以降は、幼女だったドーラが少女に成長してしまってからの新番組、Dora and Friends も平行して作られるようになり、どちらかというと大きい方のドーラが人気出てしまったのです。こちらには、猿のブーツや狐のスワイパーは登場しなくなり、全く別番組になってしまった感じです。

うちの子は幸いにして、保育園時代に幼女のドーラで英語を学び、小学生になったら少女のドーラが小さい子達を助けるヒロインになっていて、英語だけでなく道徳も学ぶことができ、ドーラと一緒に成長してきた形になります。

このような裏事情でドーラは成長してしまったという背景があります。
これだけじゃなくて、営業戦略面もありますけどね!

ちなみに少女のドーラ声優はこちら↓(YouTubeリンク)
https://youtu.be/8EOOslo09hU


DVDを並べてみると、ドーラが成長しているのがわかります。


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