2016年02月12日

最近の金利ニュースを勝手に読みといてみた

私はFPではないので、あくまで私見的な見解としてちょっとだけ違うテーマで書いてみます。
素人なので、鵜呑みにはしないようにお願いします。


金融相場がたびたびニュースに出るようになりました。
「相場はうわさで動き、ニュースで終わる」といわれるため、そろそろ落ち着いてくるのではないでしょうか。

金融市場はプロアナリストが分析をして売買しても、素人が売買しても、それほど利益率に差がでないといわれるものであり、かなり難しいものです。ですから、私は米国の国策だからとフレディマックとファニーメイで手堅く個人年金運用していましたが、これらの破たんをきっかけに格付AAAでも一切運用を辞めました。(MRFは除く)

年金運用は日本では株式等も取り入れているようですが、米国の年金機構は、米国国債以外は一切購入していません。これは、株式を取り入れると政治が絡んでしまうためです。また、株式が下がってしまって年金減資が減ってしまったら責任を取らされるからです。

日本では、年金運用機関が大損出しても責任は取らないし、国民も何もいいません。また、株式を取り入れることにより、購入先企業と政治家とのつながりが出来てしまいます。世界標準とは異なることを日本ではしています。そのため、アベノミクスで日本株式の比率を高めようと動いたため、うわさで動き始め、本当に購入して比率を増やしたので売られており、企業業績とはまったく別の形で動いているだけです。しかも、年金運用は大幅なマイナス運用なのに、責任者はクビになりません。


そこに、原油安が直撃しました。
サウジ、ロシア、ブラジルが資金難になっており、世界中の株式を現金化しています。原油安が止まらない限り、どんどん世界の株式は売られるだけです。これだけなら円も売られて円安になると思うのですが、ここに世界の景気減速が重なりました。ニュースでは比較的安全な円が買われると解説していますが、ちょっと違います。

長い間、円の金利が世界で一番低かったのです。
たまたま世界の投資家がアジア開発や新興国開発、世界のシェールガス開発、中東開発、アフリカ開発、中国への投資などに大量の資金が必要でした。たくさん投資するためには、金利の低いところから資金を借り入れます。
ところが、世界の成長率が鈍化してきたため、新興国開発などがすべてストップ。借りているお金は早く返済した方が金利負担がなくなるので、借りた国に返済しているのです。
結果として、円がたくさん戻ってきてしまったのです。

戻ってきたお金は少しでも運用しようとMRFを含む国債に向かいます。国債はどんどん買われ、金利がマイナスになるまで買われてしまいました。大きな資金の流れで円高、金利低下が生じているのでしばらく続くでしょう。

このままだと日本はデフレ脱却に失敗してしまうし、国債を追加発行してもどんどん買われてしまう。政策としてマイナス金利しか無かったのではないでしょうか。

マイナス金利ってわかりにくいですが、極端にいえば、預けている人はお金を取られ、借りてくれたらお金がもらえるのです。銀行からお金を借りたらお金がもらえてしまう。そういうことなのです。どんどんお金を借りてでも使えという日銀の意図なのです。

むずかしい話ですね。
ここまでにしておきます。

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