2015年04月21日

保育園の体制を振り返って

最近、うちの子の小学校生活で気になることが現れて来たので、その礎を築いた保育園の体制を振り返りたい。
通っていた保育園では待機児童解消の圧力もあり、受け入れ人数を増やすため、建物の増築や職員数をすること無く縦割り保育(異年齢混合保育)になっていた。縦割り保育の特徴は、年長さんが年少さん達の小さな先生となり、保育を手伝うことから保育園側には手っ取り早い手法である。母親には兄弟がいない子が増えているので保育園では大きい子が小さい子のお手本となり、小さい子には身近なお兄さんお姉さんという憧れの存在になるとかいっておけば、大方問題なく導入もできる。
しかし、、、米国のとある研究によると、まだ幼少期には対等な相手と同等の立場でお互いを尊重しつつも言い合えるという土台を作る時期であり、縦割り保育の問題を指摘している。
案の定、小学校になり、気心の知れる特定の人としか対等に会話ができず、誰とでも議論ができるような子にはならなかった。今後、ワールドワイドで活躍するために英語を学ばせたのに、日本村のような上下関係で会話を変えてしまい、対等な相手とお互いを尊重しつつも言い合えるという土壌を失ったのではないかと危惧している。もし、うちに次の子が生まれたら、絶対に縦割り保育ではないところに預けたいと思った。
ただでさえ、日本人は米国に行くと議論の場では少し差別されると家内がボストンにある某大学MBAクラスで感じていたようだ。だからディスカッションには力を入れていたが、段々と不安になってきた。米国では理解できていても相手に伝えて、お互いの考えを共有しあい、より良いものにしていく能力が求められる。アイビーリーグ(特にボストンのどちらかの有名大)を目指して、英語教育にも力を入れて来たのだから残念でならない。
悔いても仕方がないので、期を見て打開策を考えて見たいと思います。

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